療養型介護老人保健施設とは、介護老人保健施設のなかの一つです。国の政策で病院の「介護療養病棟」を2019年3月末までに廃止または事業転換させる計画をしています。その事業転換した施設としてこの「療養型介護老人保健施設」を設定しています。
普通の「介護老人保健施設」との大きな違いは、「介護老人保健施設」は自宅での自立した生活に復帰することを目標にしていることに対し、「療養型介護老人保健施設」は必ずしもそうではない、ということです。(病院での介護病棟は、いわゆる「社会的入院」と呼ばれた「家族が介護できなかったり、身寄りのない人の終の棲家」という側面もあったために、国としてもそのような人の行き場所を急になくすわけにはいかないという意味合いもあるのでしょう。)