二次健康診断とは、直近の定期健康診断(一次健康診断)の結果,所定の検査で異常所見が認められた場合に,受診労働者の請求に基づいて行われる精査健康診断。
労災保険制度による給付の一つで,受診者の費用負担はない。所定の検査とは具体的に①血圧測定,②血中脂質検査,③血糖検査,④腹囲の検査またはBMIの測定であり,二次健康診断等給付を受けるためには,①~④すべてで異常所見があると診断され,かつ,脳血管疾患または心臓疾患の症状を有していないと認められること一一が必要である。二次健康診断の検査方法は,負荷心電図または胸部-,超音波検査(心エコー検査),頚部超音波検査(頚部エコー検査),微量アルブミン尿検査など。