保険免責制

保険免責制とは、外来受診1回ごとの保険給付にかかる医療費について,一定額を保険の対象として免責(患者負担)する制度。厚生労働省の「医療制度構造改革試案」(2005年10月)に,医療費削減案として盛り込まれた考え方。

例えば,免責額が1000円で医療費が1万円かかった場合,患者の窓口負担額は免責額1000円に,残る9000_,円の自己負担(3割)額2700円を加えた3700円となる。医療資源を本当に必要な患者へ重点的に役人するため導入すべき,との賛成意見がある一方,患者負担は将来にわたり3割を限度とするという健保法改正時(2002年)の趣旨に反する,国民皆保険の崩壊につながりかねない,など反対意見も多く,導入されなかった。

-Sponsored Links-