大腸がんとは、主に直腸,次いで結腸,盲腸に発生するがん。近年増加傾向にある。
症状として使通異常と血便が重要である。診断法としては,エツクス線二重造影法や内視鏡による生検,CTやMRI,超音波等の画像診断が用いられる。 分類法としては病期分類,形態分類,TNM分類などがある。組織学的分類としては,腺がん,扁平上皮がん,腺扁平上皮がんに分類される。ほとんどの大腸がんは腺がんであり,これがさらに,高分化がん,中分化がん,低分化がん,粘液がん,印環細胞がんと細分化される。 治療は,早期がんではポリペクトミー(ポリープ切除術),内視鏡的粘膜切除術等が行われるが,進行がんでは開腹手術による腸切除術が必要となります場合も多い。