生命表

生命表とは、ある時期における年齢別死亡率が一定不変と仮定したときに,各年齢に達した人の集団が平均して後何年生きられるかを表現したもの。

国勢調査に基づき5年ごとに発表される完全生命表,推計人口などによって毎年発表される簡易生命表,都道府県別の地域別生命表などがあり,年金制度・福祉事業の立案や生命保険料率の決定など,多岐にわたる分野で活用されている。

完全生命表で用いられる指標は,生存数,死亡数,生存率,死亡率,死力(x歳になった人がその瞬間に死亡する確率),平均余命,定常人口(対象年齢以上の総人口)で,いずれも10万人を単位として算出される。生命表中のO歳児の平均余命が平均寿命となる。また,同年生まれの半数が生存していると推定される年数を寿命中位数という。

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