脂質異常症

脂質異常症とは、従来の「高脂血症」から改められた疾患名で,血液中の脂質が過剰または不足している状態の意味。

日本動脈硬化学会が2007年に公表した「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年版」において,善玉とされるHDL-C値が低い場合も「高脂血症」と呼ぶことは適切ではない等の理由から,「脂質異常症」へと変更された。 2008年度診療報酬点数表においても同名に変更されている。 これまでは総コレステロール(TC),LDL-C,中性脂肪(TG)のいずれかが基準より高い場合やHDトCが基準より低い場合を「高脂血症」と定義していたが,脂質異常症では診断基準からTCが削除され,LDL-C,HDL-C,TGの値に基づく定義となった。

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