西ナイル熱とは、鳥や哺乳類から蚊を媒介にしたウエストナイルウイルスによる感染症(ウエストナイル熱とも呼ばれる)。
アフリカの風土病であったが,アメリカなど海外各国で多くの感染者を出している。日本では2005年にアメリカからの帰国者に感染が判明したのが最初。輸血や母乳による感染以外,ヒトとヒトとの間で直接感染は起こらない。 発症率は20%ほどで,頭痛や発熱といった典型的な症状とともに手足が麻舜し,やがて寝たきりや呼吸困難に陥り,わずかにウエストナイル脳炎を起こして死亡することもある。特異的な治療法はない。 日本では四類感染症に指定されている。