肝クリアランステスト

肝クリアランステストとは、肝機能検査の一つであり,検査試薬のインドシアニングリーンなどによって色素排泄機能を調べる試験。

ICGは暗緑色の色素で,血中に投与されると大部分がarリポ蛋白と結合して肝細胞へ取り込まれ,胆汁中へ排泄される。 ICGの血中から胆汁への移行量は,有効肝血流量と肝細胞の色素摂取量に影響されるため,どちらが減少してもICGの血中消失は延長する。 本法は多種の肝障害に反応するため,特に潜在性の肝障害の判定に優れている。異常値を示す主な病態・疾患として,急性・慢性肝炎,肝硬変などがある。肝硬変が疑われる場合,エコー,CT,肝生検などを行い,診断を進める。

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