ドレナージ

ドレナージとは、体内に貯留した膿瘍や血液,惨出液などを体外に排出させること(排液法,排膿法,ドレーン法などとも呼ばれる)。

体表面からの少量の出血などはガーゼに含ませて排出させたり,膿瘍の場合は皮膚の病巣部を直接切開して俳膿させる場合もあるが,貯留部位が体内の場合はその目的部位にカテーテルやチューブなどの管をドレーンとして挿入・留置し,持続的に体外へ排出させる。 例えば,外傷などによって心臓と心臓を包む心嚢の間に血液が出血・貯留した状態である心タンポナーデに対しては,心嚢穿刺・心嚢ドレナージが行われる。 また,例えば急性胆嚢炎の場合,超音波モニターおよび局所麻酔下に体表面から肝臓を通して穿刺針を胆嚢内に判人し,ドレナージチューブも挿入・留置して胆汁や内容物を吸引・排出させるという処置方法もあり,経皮経肝胆嚢ドレナージと呼ばれる。 ドレナージを行った場合は1日単位で算定できます。

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