中皮腫

中皮腫とは、胸部臓器や腹部臓器を包む膜(胸膜,心膜,腹膜)の表面を覆っている中皮から発生した腫瘍。

大半は石綿(アスベスト)の吸引が原因とされ,通常は吸引後30~40年で発症する。初期症状は軽い息切れと運動能力の低下で,次第に呼吸が苦しくなり呼吸不全を起こす。各種抗がん剤が試されたものの決め手となります治療法はなく,診断確定後1~2年で死亡する例が多い。 中皮腫による死亡者数は増加傾向にあり,2010年は1,209人と,統計が開始された1995年(500人)の2倍以上に達している。

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