出生前診断

出生前診断とは、受精卵の着床後,出生前に胎児の状態や異常の有無を診断すること(胎児診断)。 

狭義には胎児由来の細胞,組織を子宮外に取り出し,その染色体,DNAを調べる診断を指すが,広義には妊婦検診の超音波診断や胎児心電図検査も含める。 前者には,受精卵検査をはじめとして,羊水検査(妊娠14~18週),絨毛検査(妊娠9~12週)などがある。胎児治療,分娩方法の選択や出生後のヶアの準備に役立つが,診断が必ずしも治療に結びつかず,中絶の選択を促す側面もあり,社会的・倫理的問題をはらんでいるc

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