手根骨

手根骨とは、近位は僥骨と尺骨,遠位は第1~第5中手骨との問にある8個の小骨の総称。それぞれ極めて複雑な形をしている。

全体として2列に並び近位列の4個と遠位列の4個に区別される。近位列は母指側から,舟状骨,月状骨,三角骨が弓状に配列し,これに豆状骨が付属している。遠位列は大菱形骨,小菱形骨,有頭骨,有鈎骨から成る。前者は中手根と手根中手関節を,後者は僥骨と僥骨手根関節を作っている。 足根骨と異なり,一般に円形で小さく,手の運動を自由かつ円滑に保っている。

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