生体移植

生体移植とは、生体臓器移植,生体間移植。死体または臓器移植法の定義による脳死者からではなく,生存している者(生体)から臓器の提供を受けて行われる移植。

腎臓,肝臓,肺,また例は少ないが小腸も行われている。親,兄弟姉妹,子など血縁問での生体移植が主だが,非血縁問での例もあり,アメリカではその範囲が拡大している。1998年には岡山大学で国内初の生体肺移植が行われ,1999年には京都大学で国内初の生体肝ドミノ移植(肝臓の移植を受けた患者から摘出した肝臓を他の患者に移植)が行われた。生体移植が行われるのは,臓器移植法による脳死者からの提供が少ないことが背景の一つである。特に生体肺移植は健康体にメスを入れ,ドナーの肺活量が落ちることなどから問題をのこしている。

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