耳管

耳管とは、頭と鼓室との連絡路を成す3~4cmの長円錐形の管。耳管鼓室口から下内前方に向かい,耳管咽頭目に終わる。

後方1/3が耳管骨部,前方2/3が耳管軟骨部である。その境界を耳管峡といい,内腔の最も狭いところである。 耳管は通常は閉鎖されているが,嘸下運動をすると開いて空気が鼓室に出入りする。これによって鼓室と外耳道との気圧の均衡を保ち,音波の内耳に伝わる作用を助ける。 小児では耳管峡がまだできていないのと,耳管が成人よりも水平に近いため,鼻咽頭の炎症が鼓室に波及しやすい。

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