訪問診療とは、医師が患者の自宅に訪問して、診療や検査などの医療行為を行うことです。

近年の厚生労働省の方針として医療費削減策のために入院患者を在宅へ誘導する動きがあります。

よって、訪問診療には比較的高い診療報酬の設定がされています。ですが、実態は24時間患者からの連絡に応じる必要があり、身体的にも精神的にも医師にとっては重労働になります。複数の医師で連携し合って地域の訪問診療を行うということが一番効率が良いのですが、なかなかうまく行っていない地域も多いです。

　また、2014年の診療報酬改定で、施設での訪問診療の管理料が大幅に減額されました。（約1/4)　これは、一部の悪質とも言える施設からのバックマージン商法を一掃するために減額となりましたが、まじめに施設への訪問診療を行っていた医師からは不満の声が厚生労働省に殺到しました。