がん登録

がん登録とは、がん患者の診断・治療・転帰などに関する情報を収集・記録管理・分析する仕組みのことです。

登録対象や目的等によって、地域がん登録、院内がん登録、その他に大別されます。

地域がん登録は、一定の対象地域で発生した全がん患者の情報を収集・登録することです。
実施主体は都道府県や市単位の各自治体で、日本では1950年に広島市、長崎市、宮城県で開始されたのが始まりです。1992年には地域がん登録全国協議会が発足し、がん登録に基づく情報提供、調査研究等の活動を行っています。

院内がん登録は、当該医療機関で診断・治療等を受けた全がん患者の情報を収集・登録することです。例えば、全国のがん診療連携拠点病院は院内がん登録の作業を実施し、その登録データは国立がん研究センターで集計されている。

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