デバイスラグ

デバイスラグとは、海外に比べ医療機器の承認・保険導入が遅れる時間差のこと。

日米で申請された医療機器を比較すると時間差は約2.1年とされる。新しい医療機器は,メーカーが国の審査機関(医薬品医療機器総合機構)に申請後,薬事法等に基づき審査される。

日本では,申請自体が遅いうえ審査に必要な時間も長い,承認を受けても公的保険の保険適用を受けるまでに半年以上かかる,機器改良の度に審査も必要-など,遅れの原因は複合的である。国も迅速化のため「医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会」の開催,医薬品医療機器総合機構の審査人員増強等に取り組む。一方,時間差により新技術のリスクを軽減できるという側面も指摘されている。

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