バリデーション療法

バリデーション療法とは、認知症患者の怒りや悲しみといった感情を解放し,共感を示すことでコミュニケーションを図る治療法。

暴言や徘徊にも理由があると受け止めることで,言動の落ち着きが回復し,症状の改善がみられるとされる。 認知症の特徴を「認知の混乱且日時・季節の混乱」「同じ動作の繰り返し」「ほとんど動けず,話せない状態」の4段階に分け,段階に応じた接し方を提唱している。例えば,「認知の混乱」段階では,本人の言葉を繰り返す,思い出話をする,極端な表現を使う(最善,最悪の状態を想像させ,感情の発散の手助けとする)-などの方法が有効としている。

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