外保連試案とは、外保連〔→外科系学会社会保険委員会連合〕が,日本の医療保険制度のなかの外科系診療に対する適正かつ合理的な診療報酬のあり方について学術的に研究し,診療にかかる人件費や材料・機器のコストなどについて合理的な原価計算を試みてその結果をまとめた資料。
1982年に初めて「手術報酬に関する外保連試案(第1版)」を公表して以降,数年ごとに改訂を繰り返し,現在,手術試案第8版,処置試案第5版,生体検査試案第5版,麻酔試案第1版を公表している。2010年度および2012年度診療報酬改定において,手術料等の見直しの根拠として,厚労省・中医協で活用された。