多剤耐性アシネトバクター

多剤耐性アシネトバクターとは、アシネトバクターは,土壌や河川水などの自然環境中に生息する環境菌である。

健康なヒトの皮膚から見つかることもある無害の菌だが,免疫力や体力が低下した患者に対しては肺炎や敗血症等の様々な感染症を引き起こすことがある。多剤耐性アシネトバクターとは,ほとんどの抗菌薬が効かなくなっている菌であり,日本では,カルバペネム系,フルオロキノロン系,アミノグリコシド系の抗菌薬すべてに耐性を示す株とされている。 2010年,日本の大学病院で多剤耐性アシネトバクタ  _。-の院内感染が発生し,うち何名かはその感染が原因で死亡した可能性があることが公表された。

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