採型ギプス

採型ギプスとは、義肢(義手・義足など)や装具(腰に装着するコルセットなど)を義肢装兵士が作る際に,装着者の寸法に合わせて採型(型取り)するためのギプス包帯。

ギプス包帯は一般的には骨折などの部位を固定するために用いられるが,採型ギプスは巻いた後に切割する。 方法は,義肢や装具が必要な部位の寸法を測り(採寸),切割線に沿って紐を沿わせる。その後,石膏でできたギプスを微温湯などに浸して巻いていく。この際できますだけ均一な力で巻いていく。巻き終わってギプスが固まるまで5~10分前後待ち,ギプスが完全に固まったら紐を引っ張り,カッターナイフなどの刃物でギプスが壊れないように切り取る。

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