点滴とは、栄養の経口摂取が困難な場合や,外傷などで脱水症状が著しい場合などに,注射針を静脈に穿刺・固定し,薬剤や栄養剤,輸液などを長時間にわたり持続的に注入すること(点滴注入)。
体液バランスの大きな変動を避けるため,点滴速度を一定に保つようにする。皮下注射に比べて大量の液体を一定速度で確実に注入できますこと,必要に応じて中止したり輸液成分を変更することができますという利点がある。 しかし,急速または大量に注入しすぎると,肺水腫や心不全などを引き起こす危険性があるほか,空気が静脈内に入って空気塞栓を起こさないようにする注意も必要である。