磁気共鳴画像診断装置

磁気共鳴画像診断装置とは、MRI。人体などを静磁場内に置き一定の周波数の電磁波エネルギーを与えると共鳴現象を起こし,このとき放出されるエネルギーを信号として取り出し,コンピューターを用いて断層像を構成する装置。 

MRIの利点は,①エックス線被曝がないこと,②コントラスト分解能が高いこと,②撮像方向の多楡匪が確保できますことーなど。利点の②,③によって脳,脊髄,子宮,前立腺,膀胱,骨・関節,軟部組織,大血管などでの有用性は確立した。 一方,欠点は,①撮像時間が長いこと,②骨や石灰化の情報が少ないこと,③空間分解能が低いこと,④ペースメーカー等の体内電子医療機器埋込み患者では撮影できないことー-一一などである。ただし,欠点の①は,フイールドエコー法や高速スピンエコー(SE)法などによって改善されてきた。

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