社会的入院とは、既に入院治療が必要のないと医学的には診断されている患者が、身寄りが無いもしくは家族が自宅での介護を拒んでいる等の理由で長期的に入院していることをいいます。（本人が入院を希望して受け入れているケースもあります）

この社会的入院は、医療費の増大を招くばかりでなく、本当に入院が必要な救急患者が入院するベッドがない、というような状況を招いたケースもあり社会問題にもなっています。

国の政策としては、本来の急性期医療を行う病院で長期間の入院を行った場合に診療報酬を下げるなどの誘導は行っています。また、介護施設の建設に補助金を出すなどの受け皿の確保も行っております。