肝がん

肝がんとは、肝臓に発生する悪性腫瘍の総称。

原発性の肝がんは,肝細胞に由来する肝細胞がん,胆管上皮由来の肝内胆管がん(胆管細胞がん)等に大別され,日本では前者が大部分を占める。また,乳幼児では肝芽細胞腫もみられる。 発症機序としては,肝炎ウイルスの持続感染によって肝炎や肝硬変等を発症し,遺伝子の変化等の要因も重なり,肝がんへ移行すると考えられている。肝炎ウイルスや腫瘍マーカーなどの血液検査,腹部超音波検査やCT,MRIなどの画像診断,肝生検等を施行する。 内科的治療法としては,経カテーテル肝動脈塞栓療法(TAE),エタノール局所注入療法(PEIT),ラジオ波焼灼療法(RFA),リサーバーを使用した抗がん剤勤注療法などがある。外科的治療法としては,肝切除術,生体部分肝移植術などがある。

-Sponsored Links-