診療放射線技師とは、国家資格で放射線を用いて患者の検査を行うことを業務としています。
以前は3年生の大学・専修学校を卒業して国家資格を取得する人が多数でしたが、放射線業務の高度化と資格試験も難関になる傾向があり4年生の大学も多く設立されております。
現在の診療放射線技師の業務は、従来からの放射線による検査に加え、MRI検査、超音波検査、そして検査によって得られた画像処理など、検査における幅広い業務があります。
診療放射線技師が行う検査としては下記の業務があります。
X線撮影
CT
血管造影
骨密度測定
核医学検査
放射線治療
MRI
超音波検査など
また、医療現場において放射線を扱えるのは「医師」と「診療放射線技師(エックス線技師含む)」のみです。
病院には診療放射線技師が勤務していることが多いですが、診療所では診療放射線技師が勤務していないことも多く、そのような場合にX線撮影をするときには医師がX線照射をする必要があります。
(看護師がX線照射をしている診療所もなかにはありますが、こちらは法律違反となります)