退院証明書とは、保険医療機関は、患者の入院に際し、患者またはその家族等に当該患者の過去３ヵ月以内の入院の有無を確認しなければならない。入院がある場合には理由を確認し，同一疾病による入院である場合には入院通算日数を継続しなければならない可能性があることから，入院期間，算定入院基本料および入院に係る疾病名を確認する必要がある。この内容を網羅したものが，保険医療機関発行の書類で「退院証明書」という。

また，保険医療機関は患者の退院に当たり，他保険医療機関からの患者の入院履歴に係る問い合わせに対して速やかに対応できるよう必要な体制を整えておくこと，また，退院時にはなるべく退院証明書を患者に渡すことが望ましいとされている。上記の確認等を怠っている場合は，入院料は算定できないことになっている。