病理学的検査

病理学的検査とは、疾患の診断や原因を究明するため,臓器,組織,細胞などを対象に行う検査で,病理組織検査と細胞診検査に大別される。 

病理組織検査は,採取した組織の形態的変化を顕微鏡で観察し,病変の状態を診断するもの。疾患の有無,炎症の原因,腫瘍の性質などを調べ,治療方針決定のための情報を提供する。 細胞診検査は,検体の細胞の形態的変化を観察し,細胞数や種類,前がん細胞・悪性細胞の有無,炎症の程度などを細胞学的に診断するもの。主に,悪性病変のスクリーニングや術後経過観察などに用いられる。 なお,診療報酬点数表上では2008年度改定によって「検査」の部から独立し,「病理診断」となった。

-Sponsored Links-