アルツハイ,マー型認知症

アルツハイ,マー型認知症とは、もの忘れや認知機能の低下,人格の変化などを主症状とする認知症の一種です。

一般的にはアルツハイマー病と呼ばれる。初老期・老年期に発症することが多いが,若年性もある。記憶に関わる神経伝達物質アセチルコリンの量が減少して起こるとも考えられていますが,まだ詳しい原因は解明されていない。病理学的には,脳の著しい萎縮,脳室拡大,アルツハイマー神経原線維変化,穎粒空胞変性(主として海馬の錐体細胞の細胞質中に形成されます,脳の老人性変化)などの神経細胞変性や,老人斑などの著しい出現を特徴とする。 臨床症状では,記憶障害を主体として,失語,失認,失行,そのほかの高次脳機能障害などがみられる。認知障害はほぼ進行畦に経過し,根治療法はないが,対症療法によって症状の悪化や進行を抑えることができます。 薬物治療としては,アセチルコリンを分解するアセチルコリンエステラーゼという酵素の働きを抑えるアセチルコリンエステラーゼ阻害薬(ドネペジル塩酸塩,商品名:アリセプト),NMDA受容体措抗薬(メマンチン塩酸塩,商品名:メマリー)などが使われる。

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