エステラーゼ染色

エステラーゼ染色とは、エステラーゼとはエステル全般を加水分解する酵素の総称であり,好中球系細胞で強陽性を示す特異的エステラーゼと,単球系細胞で強陽性を示す非特異的エステラーゼの2種類に大別される。

 エステラーゼ染色法にはいくつかの種類があるが,そのうちEナフチルブチレートによる染色法は「非特異的エステラーゼ染色法」と呼ばれ,血液塗抹標本や骨髄液塗抹標本から,主に単球系細胞を赤褐色に染め出す方法である。主として急性骨髄性白血病の病型分類に用いられる検査であり,単球系および穎粒球の鑑別に有用とされる。

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