ガイドワイヤー

ガイドワイヤーとは、血管造影カテーテルや心臓カテーテル等の先端を,目的とする血管へ導くために,そのカテーテルの内腔に挿入して用いる極めて細い鋼線。 

芯になる鋼線を中心にして,極細でスプリングの効いた鋼線が螺旋状に芯を覆い,安全のために先端には非常に弾力性と柔軟性に富む半円球の鋼線が溶接されている。ワイヤー全体にはテフロン加工が施されており,そのため滑りがよく,検査中血管内で折れたり曲がったりして血管壁を傷つけたりすることがほとんどない。先端がJ型,ストレート型などのタイプがある。血管壁の損傷を防ぐ配慮から,J型は蛇行吐血管・動脈硬化・老齢の患者に使用されることが多い。

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