タミフル

タミフルとは、インフルエンザ治療薬の一つであるオセルタミビルの商品名。

発症後48時間以内に服用すると,A型およびB型インフルエンザウイルスに対して増殖を抑制する効果がある。鳥インフルエンザもA型のため効果が見込まれているが,C型には効果がない。 日本では2000年に承認,2001年2月に保険適用となったが(予防薬としては適用外),2005年以降,タミフル服用者の異常行動等による死亡例が報告されたことで,社会問題となった。2006年10月,厚生労働省研究班は,タミフル服用と異常行動との間に因果関係はない,との置査結果を発表したが,NP。法人医薬ビジランスセンターなど医療界の一部からは「因果関係はある」という見解も示された。 2007年2月,厚生労働省は,未成年のインフルエンザ患者に異常行動がみられることがあるとして,特に未成年者が自宅療養する場合,タミフル処方の有無にかかわらず,高熱発症後少なくとも2日間は1人にしないことを保護者に説明するよう,都道府県や日本医師会に対して注意文書を通知した。しかし,その3週間後には,新たにタミフル服用後の未成年者に2件の転落事故が発生したことを受け,厚生労働省は,輸入販売元に対し,「10歳以上の未成年者の患者に,原則として使用を差し控えること」と添付文書の警告欄に書き加え‘医療関係者に緊急安全情報を出して注意喚起するよう指示した。

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