産科医療補償制度

産科医療補償制度とは、出産で新生児が重い脳性麻痺になった場合に、医師側の過失が立証されなくても、患者・家族に対して金銭を補償する制度。なお、対象となるのは本補償制度に加入している2009年1月以降の分娩です。公益財団法人日本医療機能評価機構がこの制度の運営をしています。

日本医師会や民間損保会社が運営する医師賠償責任保険では、過失が認められた場合に保険金が支払われるが、出産にかかわる医療事故は過失の有無の判定が難しい。そのため裁判に持ち込まれることもあり、患者・家族と医師双方にとって負担が大きい。本制度によって患者・家族を救済するとともに、医療紛争も減らすことが目的です。

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