画像支援ナビゲーション手術

画像支援ナビゲーション手術とは、手術ナビゲーションシステムとは,手術中の患者位置と手術器具の位置関係を表示することを目的とした医療機器システムのこと。

まず術前にヘッドセットを患者が装着したうえでヘリカルCTを撮影する。このヘッドセットにはマーカーが付いており,これらのマーカーと患者の患部の位置関係がコンピューターに人力される。手術当日にはヘッドセットを装着して手術を行い,モニター上に術前撮影されたCTの画像に重ね合わせて術中の位置が示される。 このシステムによって,術野のオリエンテーションがつきにくい症例でも,病変の存在部位や術野の位置を危険部位と併せて確認できますため,より安全で適切な手術が施行できます。様々な手術で使われているが,最も多い手術部位は鼻,次いで耳,頭部,頻部であり,顎・顔面外傷や組織検査などにも利用される。具体的には慢性副鼻腔炎(蓄膿症),副鼻腔嚢胞,中耳炎,頭頚部がんの手術で,特に再手術の場合,病変が非常に広範囲に及んでいる場合などに有用とされる。

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