脂肪肝

脂肪肝とは、肝細胞内に中性脂肪(トリグリセライド)が肝重量の5%以上蓄積した状態。 10~50%程度にまで増加するケースも多い。

 脂肪肝の原因には低栄養性,薬剤性などもあるが,日本では過栄養性,アルコール性,内分泌疾患性(主に糖尿病)が大半を占めている。最も多いのは,飲み過ぎと過食および運動不足によって生ずる過栄養性脂肪肝であり,多くの場合に肥満を伴う。自覚的には腹部膨満,易疲労感,吐き気などの不定愁訴で,脂肪肝に特有のものはない。 診断は肝生検が確実であるが,肥満,糖尿病の有無,飲酒などの食習慣も診断の参考となります。治療は低カロリー,高蛋白食による食事療法と,軽度の運動による。

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