腫瘍マーカー

腫瘍マーカーとは、腫傷絹胞が生成する物質,あるいはその物質に反応して身体が生成する生体物質のなかで,それを測定することで腫傷の診断に役立っ物質の総称。 

肝がんなどにおけるa-フェトプロテイン(AFP),大腸がんや胃がんにおける癌胎児性抗原(CEA)など,現在30種類以上が保険適用されている。 腫傷マーカーは血液や尿中に移行するので,血液や尿を採取して検査する。しかし,がん以外の疾患や喫煙などでも陽性になることがあるため,通常は数種類のマーカーを併用し,スクリーニング検査には使用せず,治療効果や再発の有無,予後の判定などに用いている。

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