静脈内注射

静脈内注射とは、薬液を静脈内に注射すること。静注,静脈内投与とも呼ばれる。 

長所は,①薬の即効性が期待できますこと,②注射部位への局所剌激や薬物の変化が少ないこと--など。短所は,①作用時間が短いこと,②薬液がすぐに心臓部位に入るのでシヨツク状態になりやすいこと,③薬物血中濃度が急激に上昇するために危険があること,④血栓や溶血および感染の危険性を伴うことがあること-などである。 注射を行う場合については「保険医療機関及び保険医療養担当規則」第20条第4号において,次のように定められている。①経目投与によって胃腸障害を起こすおそれがあるとき,経目投与をすることができないとき,または経目投与によっては治療の効果を期待することができないとき。②特に迅速な治療の効果を期待する必要があるとき。③そのほか注射によらなければ治療の効果を期待することが困難であるとき。

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